遺品整理で最初にしておくこと

まず「スケジュールを立てること」になります。
遺品整理を始める時期は、一般的に四十九日法要を目安にと言われていますが、ご遺族の気持ちが落ち着き、整理がついたときがベストではありますが、賃貸や持ち家の場合は退去日や引き渡し日などの期日までに終わらせることができるよう逆算して始める必要があります。
管理会社や不動産業者に問い合せて、遺品整理を完了する日を決めましょう。
次は「遺言書の確認」になります。遺品整理は、遺言書の有無を確認してから始めます。正式な書式や手続きに従って作成されたものであれば、法的な効力を持ち、最も重視されます。遺品についての記述があれば、それに従って処理しなければなりませんので最初に遺言書を確認しましょう。
遺言書を確認しましたら「遺品を分類」します。
遺品には多の種類があり、これらを効率的に処理するには分類することが大切です。故人の持ち物から遺産相続の対象となるものを除いて、保存するもの、処分するもの、人に譲るものに分けます。
保存するのもとしては以下のものが挙げられます。
《貴重品》
現金・実印・通帳・手帳・日記帳など
《仕事関係の書類》
契約書・領収書・帳簿など
それ以外のものは以下をピックアップします。
《家財や衣類》
家具・家電製品・日用品・アルバム
趣味のもの‥着物・骨董品・本・フィギュア・楽器などのコレクション品
などは、必要なもの(自分で使いたいものや人に譲るもの)、不要なもの(処分するもの)に分けておきましょう。分類は業者に依頼もできますが、後悔しないため・トラブルを避けるためにも自分でしておくことをおすすめします。
もし、処理に迷うものがあったら、ひとまず保管しておきましょう。故人を亡くした悲しみで冷静な判断ができないこともありますので、後日落ち着いてから処分を決めましょう。